ガルロワ

アニメタイアップのスマホゲーム「ファンタジスタドール ガールズロワイヤル(通称ガルロワ)」をプレイしてみました。
Cocos2d-xで作られており、操作ストレスもなく、演出も華やかで、キャラボイスもたくさん盛り込まれており、ネイティブゲームとしての完成度は相当なものです。

この手の大容量ゲームでは、初回プレイ時のコンテンツダウンロード時間がすごく長くて嫌になるのですが、キャラとの対話をさせながら裏側でダウンロードするようになっていてストレスを減らしています。
クエストは、下画面に簡易マップが表示されその盤面上を進んでカード入手や敵遭遇などのイベントが発生するオーソドックスな形式。ルート分岐があるのが一工夫といったところです。フレンドのカードを1枚連れて行くという仕様もあります。
バトルは3種のカードをスワイプして敵にぶつけることで攻撃します。属性相性や必殺技発動もあります。戦闘中もボイス再生があります。
オープニングや合成画面やローディングのアニメーションも丁寧に作ってあるし、アテンションの為のちょっとしたエフェクトも作り込んである。合成は大量に素材選択できるとか、UI企画→設計→デザイン→実装が一気通貫でちゃんと検討されてやりきってる感を感じます。
ただ、ゲームメカニクスという点でいえば、ガラケーカードゲームを踏襲して進化させたタイプのゲームになります。

この「ガルロワ」のように、ネイティブアプリの快適な操作性と華やかな演出がちゃんと盛り込まれているアプリは着実に増えてきています。演出クオリティやキャラ音声を入れてる点でいうとパズドラよりも作り込みは上だったりするゲームもたくさんあります。でもそういったゲームでもセールスランキングではそれほど上位にいけないということが最近ますます増えているように思います。
ラブライブ」や「先生バトルの時間です!」と同様に、ボイス入りの時点でイヤホンしたくなるけども、電車でイヤホンしてプレイするのは(画面も女の子大映しだし)恥ずかしいという抵抗もあるでしょうね。
また、こういった美少女カードゲームはガラケー時代は今よりも容易くヒットできてた印象がありますが、ネイティブになって難しくなっているように思います。
スマホが普及したことによって

  • 電車で友達と並んでプレイする等、ソーシャル性がややリアルグラフよりになったため。スマホ時代の方が、そのゲームの話題を喋りながら二人ともゲームしている友達やカップルが増えたように思う。ローディング遷移が少なくなったことやタッチパネルUIのおかげで友達の顔を見ながらでもゲームプレイできるようになったからかもしれません。
  • ガラケー時代にはなかった「ゲームレビューサイト」が、ゲーム性重視でフィーチャーする傾向にあるから
  • 単純に、ポチポチクエスト&ガチャ&合成カードゲームの時代は終わった。少なくともスマホ向けではない。

となっているのではないかと考えています。

スマホネイティブゲームは、このガルロワのような高いクオリティ、かつ、アニメタイアップコンテンツでも、セールスランキング上位には食い込めないという厳しい時代になっているようです。
ガルロワに関しても商況的には厳しいとの記事も見られますが、ガルロワを見て分かる通り、ドリコムさんのCocos2d-x開発力はすごそうですし、その開発力でこれだけ演出やUI実装が高品質でも、レビュー(※)では運営について苦言を書かれたりしていて、アプリ品質とリリース後の運用の両輪をちゃんとケアしないとそういうこと書かれるのだなというつらさも伺えます。
※総じてレビュー評価は高いですが。

アプリ開発者の立場で考えると、最低限このアプリクオリティは担保しないとリリースは無意味だと肝に命じた方がいいかもしれない。あるいは、このクオリティで作れたとしても、美麗カードゲームである限りはどう頑張ってもセールス面で壁にぶち当たる、、ならば思いっきり振り切って新しいゲームメカニクスで勝負するしかないなと思わされます。
あと、個人で作るならやっぱりイベント運営しなくていい仕立てにしておいた方が気が楽ですねぇ。

link: ガルロワ公式サイト