デザインあ展とゲームUI

デザインあ展に行ってきました。幼稚園ぐらいの年齢の子供が大はしゃぎしていたのが印象的でした。

話変わって、スマホゲームは、金色の質感あるオーナメントデザインがよく使われていて、そういうデザインができる人はアプリ制作会社ならどこでも入社できそうなぐらい重用されるスキルだと思います。

一方で僕はWeb(Flash)デザイン文化にいたので、ミニマムなデザインが良しとされる風潮がありました。Pttrnsというサイトではそういうミニマムな方向性のiOSの画面デザインを見ることができます。今でもそういうデザインへの憧れはあって、Dots等のミニマムデザインなゲームを見ると、ちょっとひいき目で見てしまいます。

ゲームの外の世界では今流行ってきているフラットデザイン、Appleも取り入れることで、今後ツール系のアプリはどんどんフラットデザインが採用されると思いますが、果たしてゲームがそうなるかというと(そうなってほしい気持ちはあるものの)、変わらないだろうなぁと思います。
ツール系アプリと違って、ゲーム系アプリは、ユーザーをゲームの世界観に没入させるのが大切になってくるので、画面の隅々までがゲームタイトルの世界観でデザインされていた方がいいのだからでしょう。勇者とドラゴンのファンタジーなら、やはり中世の雰囲気を持たせた金色のオーナメントデザインになるわけです。

過去を振り返ってみても、たまにビブリボンやIQみたいなコンセプトむき出しのミニマムゲームはあったものの、王道はやはり豪勢に装飾されたUIデザインでした。
個人的にも、マリオやファイアーエムブレムがミニマムUIだったら楽しさが半減するだろうなぁと思います。

ミニマムデザインのメリットは何かと考えると、画面が見やすい、操作に迷わない等が思いつくかとおもいますが、ミニマムデザインだから画面遷移もシンプルになるということはなく、ちゃんと考えられたゲームは、質感あるオーナメントデザインでも迷わない設計になっています。だからミニマム=操作しやすいということでもないでしょう。

ミニマムデザインの不利なところは、えてしてミニマムデザインはユーザーを喜ばせるための演出面でもミニマムになりがちになってしまうことかなと思います。ユーザーがハイスコアを記録したらやはり花火や紙吹雪が舞って、拍手喝采のSEが入ったほうがユーザーは楽しいのです。
裏を返せば、ミニマムデザインでもユーザーの感情面をきちんとサポートすることができればいいのではないかと、少し期待しています。

あと、ミニマムデザインの方が描画負荷が低く、テクスチャメモリを節約できるメリットがありますが、これは開発者都合であって、ユーザーが直接ありがたく思うポイントではありません。ユーザーからしたら重い=クソゲーであって、そこにデザインが介在しているとは思わないからです。

デザインあ展では、白と黒を貴重にしたミニマムなデザインで、それを見て多くの子供が喜んでいたのが印象的でしたが、それは美術館という空間全体がその世界観で統一されていて、来場者は文字通り、その世界に入っているのですよね。

やはりゲームデザインはしばらくはオーナメントが重宝されるのでしょう。
オーナメントの質感のつけ具合でゲームのカジュアルさの印象が変わり、ユーザー層にも影響するところが個人的には興味深いです。

僕はあえて裏道を行きますかね。