VRITRAはCorona SDK製

僕はスマホアプリを作る時は第一選択肢としてはCoronaSDKで開発するのですが、CoronaSDKユーザーってまだそれほど多くないと思っています。
そんな中、以前勉強会で交流させていただいた開発者の方がCoronaSDK製シューティングゲーム「VRITRA」をリリースされました。
操作性も良く無料体験版もあるのでぜひプレイしていただいて、CoronaSDKでここまで作れるということが広まればいいなと思います。
ゲーム開発者、またCoronaSDKのユーザーとしても、「うわぁ!こここだわってるなぁ!」と感じる箇所がいくつもあります。

スマホ用のSTG仕様

80〜90年代のシューティングゲーム(STG)ユーザー向けと宣伝されている通り、グラディウスを想起するプレイ感なのですが、スマホ用に仕様が練られています。
VRITRAの場合は、グラディウスのように徐々に自機強化するのではなく、4種類の強化タイプがあり、即座にパワーアップが適応されます。これはグラディウスのような選択強化のUIはスマホではストレスになってしまうからだと思われます。
段階的に強化できないのがデメリットかもしれませんが、逆に自機がやられた時は、最後の強化状態で復活できるため、グラディウスのようにゼロから強化し直すストレスはありません。このあたりは、ユーザーがゲームに飽きやすく、ストレスがあるとすぐゲームから離れてしまうと言われている今の時代向けの仕様なのではないでしょうか。
こうやってプラットフォームや時代感にあわせて仕様を練ることが、企画者としての頑張りどころなので参考になります。

コントローラー

iPhoneゲームでは、自機移動用の十字コントローラーが画面左下に置かれることが多いですが、VRITRAではタップした任意の場所が起点となり、そこから上下左右に指をスライドさせて自機移動できる「どこでも十字コントローラー」になっています。
操作性重視で開発するなら当然そうすべきですけど、CoronaSDKでこれをやるならおそらく自力実装になるので開発者としては胸が熱くなります。水が低きに流れる例として、例えばUnityのAssetStoreで左下固定のコントローラーセットを買って、そこで思考停止してUI体験の向上を考えないケースとかもありそうですもん。

無料体験版と有料版との差異

無料体験版が用意されていますが、有料版のステージ1をそのまま入れるのではなく、各ステージのスパイスを盛り込んだ固有ステージになっています。
1プレイ時間が長い(2分以上ぐらいかな?)ゲームでは特に、無料体験版をプレイした後、面白くてそのまま有料版を購入した場合に、さっきクリアしたステージをもう一回クリアしなくてはいけないことになって疲れるのですが、VRITRAはそうではありません。

リプレイ共有

自分のプレイを記録しておいてあとからリプレイが見れたり、ネット上で共有して自慢できたりする機能が付いていて、CoronaSDKでここまでやったのか〜と胸が熱くなります。

その他、ポップアップ型のページ内スクロールとか、チュートリアルページゲーム中断時の処理とか、キャラアニメーションやエフェクトとか、いろんな箇所が同じCoronaユーザーからすると「よく作ったなぁ」と感心することひとしおです。何人で作ったのでしょうか?
あと、公式サイトも奇麗にできていて、PCで見るとページ背景にゲーム動画が流れているのですけど、このPCページがFlashじゃないのが感慨深いです。

link: VRITRA(Official site)