にゃんこ大戦争

きもかわいいネコキャラのタワーディフェンスゲーム。

開発元のPONOS社は京都にあるゲーム会社で、PRISMやMr.Ninja等、海外でもウケるゲームをたくさん作っている素敵な会社。

タワーディフェンス(TD)ゲームということもあり、戦闘中の必殺技や、ユニットコストやパワーアップといった要素は一通りあるものの、説明をミニマムにしつつもとても分かりやすい。もちろんキャラがきもかわいくてキャッチーということもあるけれど、加えてゲーム設計の分かりやすさも相当考えられているように見受けられます。

パラメーターを見せない

例えば、多くのTDゲームでは戦闘画面では各ユニットの頭上にHPゲージが表示されるのが普通だけど、にゃんこ大戦争はゲージを表示しないようになっている。なければないで楽しめるものだと再発見。
あと、ユニット強化できるのですが、実際どのくらいパラメーターが上昇したかは表示されないようになっていて、これもこれで問題なく楽しめる。

文章表現が面白い

オープニングのストーリーテキストや、たまに哲学的なネコの台詞など、遊び心いっぱいの文章表現が楽しい。Helsing’s Fireの辛辣な台詞も楽しかったこともあるし、ゲームにおける文章の魅力というのを再確認しました。

動きの付け方が気持ちいい

キャラの細かいアクションはもちろんですが、UIがいちいち気持ちよく作られています。マップ選択画面やユニット強化画面のスクロールや、画面転換演出等、PONOS社の他タイトルのUIも総じて気持ちよく、素晴らしいなと感じました。

ローディングが少ない

おそらく、ログインボーナスとショップ機能以外は通信しなくてもいい設計だと思うので、画面遷移ごとのローディング時間がなくてストレスフリーで気持ちいい。

それとも関係しているけれど、このゲームで超特筆すべきは、運営はメンテナンスやイベントをしなくても良いこと。バグでもない限り、巷のカードゲームでやっているような月初の新規カード追加や時限イベント開催などをする必要がない。
これでこのゲームがトップセールス上位にいくようであれば、運用費用対効果においてパズドラよりもよっぽど真似すべきタイトルだと思う。

キャラクター

上のYouTube動画を見ればわかりますが、シンプルな線画だけどきもかわいいネコキャラのバリエーションがとても楽しい。このゲームの一番のアピールポイントだと思うのですが、ゲームをプレイし始めたキャラを解禁する前の段階でも楽しいゲームなのは、上に挙げたようなことがしっかり作り込まれているからだろうと思います。

お宝システム

戦闘勝利後、まれに各地でお宝を入手することができ、いくつかのエリアごとでシリーズわけされています。そのシリーズのお宝を全て揃えると、ご褒美としてステータス強化が解禁されるようになっています。入手できるお宝には、粗悪/普通/極上といったグレードがあり、例えば粗悪なお宝でシリーズを揃えても一定のパーセンテージで強化されます。全てを極上のお宝で揃えれば強化の効果は100%になります。
だから、より強くなりたいユーザーは、一応強化解禁はしたものの、さらに極上お宝を目指して一度クリアしたエリアを何度もプレイするモチベーションにもなっています。小解禁から大解禁まで、ご褒美の快感が何個も設計されているのが上手いと思いました。

必要になったら説明する

画面では、キャラ選択ボタンは横に5個表示されています。中盤になって6体目以降のキャラを使えるようになった時に、そこで6体目以降のキャラは画面に2段目が用意されてスワイプで選択できるのですと説明をしてくれます。同様に、使えるキャラが11体以上になったタイミングではじめて「出撃ユニット編成」の画面が登場します。最初の説明はできるだけ少なく、必要になった時点で都度説明をするようになっている優しいUI設計です。

余談ですが、キャラが11体目以降になった時に3段切り替えUIもあり得たと思いますが、そこは2段までとして、あとはユニット編成制を採用しているのは、おそらく「3段だとややこしいわ〜」という配慮の結果だと思います。素敵。

追記:
ネコ缶(無課金ではなかなか入手できない貨幣)でしか解禁できないキャラがいて、わりと単純に「可愛いし、動きを見てみたいから」という理由で課金しそうになります。ネコ缶購入ボタンが小さめに置かれているのがいやらしくないのと、ゲーム内では「ネコ缶」が必要だとは随所に記載してあるものの、ネコ缶所持数が足りない場合のみ課金購入への導線になるのが自然で良い。

ゲームタイトル画面を用意し、そこにコンフィグボタンを置いているので、ゲーム内ではコンフィグボタンを表示させなくて済む。おかげで画面がすっきりしている。

とってもいいゲーム。
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